神社参拝をはじめて2か月半が経過しました。
ご利益ですか?
いえいえ、まだまだでしょう。世の中には代々神社やお寺への参拝を大事にされて子供の頃からご両親に連れられてお参りを習慣にされている方がたくさんいるでしょうに、たった2ヶ月半程度でご利益だなんて、虫が良すぎますよね。
と、思っていたら、なんと業績好調で特別ボーナスが入ることになりました!
これは自分の努力で勝ち得たものと言うより偶然舞い込んできたどちらかというと他人頼り的な色合いの強い出来事なのかもしれませんが、金運は金運、アップしたことに間違えはないので、素直に神棚に向かって御礼をしました。
ところで神棚と言えば神社ですよね。
先日ふと思ったのですが、この前行ったパワースポット、茨城県の鹿島神宮ってよくよく考えたら神社ではなかったのでは?
よくご存じの方が聴いたらあまりにもレベルが低すぎて笑われてしまいそうですが、神社と神宮の違いがよく分かっていなかったので、調べてみました。
そこで分かったのは、この神社の仲間には神宮だけではなくて、大神宮、大社、宮(ぐう)、社(しゃ)があるらしいんです。そう言われてみれば、大神宮は東京大神宮、大社なら出雲大社、宮なら日光の東照宮、そして神宮なら鹿島神宮や明治神宮といった具合で有名な名前が次々に浮かんできます。
それぞれの意味ですが、
神社:大きな神社から分霊してもらい、祀られていたり、山や、木々などの自然や米などの食物に至るまで様々な神が祀られている場所を神社と呼ぶそうです。
これだけだと分かりにくいですが、
神宮:「神宮」は主に、「皇室、または皇室とゆかりの深い関わりを持つ人物を祀っている神社」だということで、全国に24社あるそうです。
大神宮:神宮のなかでもより格式が高い神社だそう。
宮:皇室の皇子や皇孫(親王)や、例えば菅原道真のような歴史上の人物が祀られている神社のこと。ただ、これに関しては、例えば東京原宿にある東郷平八郎をお祀りしている東郷神社って"神社"だよね、と思ってみたり。
大社:その地域で一番大きな神社や、全国に展開している神社の神社名を共有している系列の総本社の社号ということです。
なるほど、こういうことを知ったうえで参拝したり、つぎはどこの神社に行こうかと考えるのも楽しそうですね。
と、ここでもうひとつ新たな疑問が。
神社と言えば神道の祭祀を行う場所ですが、この"神道"って、なんか分かっていないような。
「神道」というのは、万物に霊魂が宿っているというアニミズム(精霊崇拝)や自然信仰から発展したと推測される日本の民族的・伝統的な宗教です。特定の教義や聖典、唯一神を持たない信仰の自由度の高い多神教の宗教で、山や川、森、岩、野生動物、気象(自然災害)など自然の万物に宿る『八百万(やおよろず)の神々』を崇拝するものらしいです。
自然界の森羅万象や祖霊、死者、皇祖(天皇家の祖神)への畏敬の念が神道の信仰基盤であって、『浄明正直(浄く明るく正しく直く)』が神道では人間が守らなければいけない徳目(徳を細かく分類したもの)になります。
そういえば、私が子供の頃、親に「神道」っていうのは全てのものに神様が宿っていて、仏様などとは違って心の中で手を合わせればよい、と聞いた覚えがあり子供心に「そんな都合の良い神様がいるのか?」と思っていましたが、こうやって調べてみると、あながち間違ってはいなかったのだなと思います。
まだまだ神社や神道のことに関してはドが付く素人ですが、これからは少なくとも、参拝に訪れる前に、どういう神社で何が祀られているのかは、最低押さえて行くと、訪れた先の神聖な空気の感じ方もまた、変わるかもしれませんね。
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