伊勢定の鰻に舌鼓

昨日は千葉そごうの10階に入っている鰻の「伊勢定(いせさだ)」さんに行ってランチをいただいて来ました。

 

伊勢定さんといえば、日本橋に本店がある有名な鰻屋さんなんですが、こちらはその系列店ということになります。この伊勢定さん、もともとは第二次世界大戦終戦の翌年である昭和21年に群馬県の伊勢崎市で創業されたそうです。

 

お店で出される鰻は養殖の純国産のニホンウナギです。天然のニホンウナギ絶滅危惧種なので今では食用の99%が養殖鰻だそうです。養殖鰻というと一般的には何となく天然物よりも味が落ちるという印象ですが、最近では養殖技術やエサの品質向上などで、天然物よりも皮が薄くて味のよい鰻が獲れるようになってきているようです。

 

予め予約をしてから行ったのですが、予約時にテーブル席はコロナ対策の仕切りがないとのお話だったので、お座敷席にしました。

 

お座敷席は掘りごたつが3席。鰻を食べに来るお客さんはご高齢の方も多いので、この掘りごたつは本当に助かりますよね。そして、3席の間はキレイな木製のついたてで仕切られていて、ちょうどお隣の顔も見えないようになっています。こういった細かな配慮がお店の品格を押し上げるのでしょうね。

 

席に着くと早速お品書きをチェック。                        ランチタイムはうな重と蒲焼・白焼きの単品のみです。               うな重は松・竹・梅・桜の4種類で、お吸い物と香物が付いて松が3,000円ちょっと、そして竹、梅に向かう程お値段が上がって行き、桜が5,000円強という設定です。高級店にしてはお手頃価格ですよね。蒲焼、白焼きも価格設定は同じです。

 

ところで、何か気づかれましたか?  

そうなんです。普通世間一般では、松竹梅と言ったら松が最上なのですが、こちらのお店のお品書きでは、松が最も価格設定が低くなっているのです。面白いですよね。なお、お値段の違いは品質ではなく大きさであることは、他のお店と同じです。私は、梅をお願いしました。また、吸い物は普通の吸い物と鰻の肝の吸い物が選べますが、鰻肝の方にしました。

 

待つこと10~15分、うな重、香物、吸い物が運ばれてきましたよ。


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重箱の蓋をあけると、なんともタマラナイ鰻とタレの香りが。これこそ本当に長いことご対面の機会を待ち続けた「鰻重」です!


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先程、"梅"をお願いしたと書きましたが、ちょうど重箱にキレイに1尾収まる感じで、大きすぎず、小さすぎずの丁度よい大きさでした。(この後、帰り際にチェックしたところ、松はちょっと小ぶりすぎかな、竹もやや小さめで、梅が普通の大きさだったので、選択が正しかったと思いました。)

 

鰻の下にしいてあるご飯にもこだわりがあって、これは長野県の北信州の飯山市で採れた「幻の米」こしひかりだそうです。お米自体はやや小ぶりに見えましたが、一つ一つの粒がしっかりしていて、うな重などの"重もの"にピッタリといった感じです。炊き具合も丁度良かったのでしょう。

 

「幻の米」に乗った鰻は、焼きすぎずタレも焦げていなくて、タレの色も濃すぎずなんとも上品な見かけです。タレに3回通して焼くそうなんですが、あまりタレが掛かっていなくて、鰻の味わいを大事にされていることがよく分かります。          とはいえ、人によって好みも様々だからでしょうか、ちゃんとテーブルの上に、タレ差しが置かれていました。

 

最初は追いダレせずに運ばれてきたままの鰻を味わいますが、見た目同様、あまり濃すぎず、上品な味わいでした。そして途中に、追いダレをしてみましたが、このタレ、サラサラで味もサッパリしていて、しつこくなくてとても鰻に合っていました。

 

香物は、カブとキュウリと、そして奈良漬けの3種類でした。奈良漬けって、大人になってから買って食べたことがなかったので、懐かしくて、時間をかけて味わってしまいました。(笑)

 

鰻の肝の吸い物は … 良い意味で普通でした。

 

鰻ってなんでこんなに味わいがあるんだろう。食べた後のこの充実感て何?

 

今回は地元の「伊勢定千葉そごう店」で美味しいオイシイ鰻重をいただきましたが、この伊勢定さんは、日本橋本店とこの千葉そごう店以外にも、GINZA SIX店、大丸東京店、渋谷東急本店、池袋西武店、そして上大岡京急店がありますので、仕事帰りまたはご自宅の近くにあれば、是非お試しください。

 

- 完 -